結婚式で一眼レフは持っていかないほうがいい?撮り方のコツとおすすめの機材をおしえるよ!
みなさんこんにちは。七海です。
今回の記事では、友人に結婚式のカメラマンを頼まれてしまったのだけど、どうしようという方の助けになればいいなと思って書いた記事です。
個人的には結婚式のカメラマンはプロでない限り、受けないほうがいいと思っていますし、友人に結婚式はカメラマンとしては参加したくありません。
と、カメラマンなのに何を言っているんだと思われた方もいるかも知れませんが、この記事を読んでくだされば、わかっていただけると思います。
この記事の内容は...
- 結婚式ではカメラマンを断ったほうがいい3つの理由
- 参列するときはカメラは持っていかないほうがいい?
- 結婚式で役立つ、写真のとり方のコツ
- 結婚式に向いている機材
是非、参考にしてみてください!!
友人の結婚式でカメラマンを頼まれたら…
友人の結婚式でのカメラマンを頼まれたら、僕は断ったほうが良いと思います。
メインのカメラマンは絶対に断りたい3つの理由
1.食事をする暇がないくらい忙しい
結婚式は短い時間で多くのプログラムをこなすため、常にシャッターチャンスがまわってきてます。カメラマンとしてシャッターチャンスを逃すわけには行かないので、常に気を張って歩き回らなくてはいけません。
お祝儀を払ってみんなで祝いたいのに、常に写真を撮っているのは参列者として悲しいです。
僕も結婚式で撮影をした時、お気遣いただき食事をご用意してくださるのですが、食べてる暇がないので、しぶしぶ残してしまうことも。
結婚式はドラマチックの連続なので、食事に気を割いている暇はないのです。
2.写真の質を保証できない
あなたは結婚式のいかなる状況下でも撮影ができますか?
照明が暗い場所でも、ブレていなかったり、変にフラッシュを炊いてしまうことはないでしょうか。
結婚式の写真は一生残るもの。
「設定が間に合わなくて撮れなかった...」
では、本当にすみません。芸能人のように何度も結婚式をあげれるなら、もう一回があるかもしれませんが、基本的に結婚式は一生に一度。
とても大切な瞬間の写真を捉えるという責任をカメラマンは背負わなくてはならないんです。
ぼくの両親も年に数回は結婚式の写真を広げて、結婚式を思い出しています。
もちろんホテル付きのプロカメラマンに撮って貰った写真。
いくつになっても見返したいものだからこそ、しっかりと質を担保で気ないのであれば断りましょう。
3.一生残るものだから、プロのカメラマンに依頼することを勧める
結婚式場のカメラマンってびっくりするほど高いですよね。
家族写真を撮る風習がなくなったので、1度の撮影に20万円は目が飛びててしまいます。
ですが、料金が高いのには理由があります。
しかし、結婚式場のカメラマンは誰よりもその場で撮影をし理解しているプロフェッショナルです。
ベストな角度や照明の設定、綺麗な瞬間を抑える腕は誰にも負けません。
結婚式の写真は一生残るもの、その撮影にこの値段は適正だと僕は思います。
友人から結婚式のカメラマンを頼まれたら、プロカメラマンに依頼することをアナタからも提案してみてください。
参列者は結婚式にカメラは持って行かない方がいい?
ここまで、結婚式の写真はプロカメラマンに任せろと書いてきましたが。
参列者として撮れる写真もあるので、億劫でなければカメラを持っていくことをおすすめします!
友人視点の写真はプロカメラマンは絶対に撮れない
プロカメラマンでも撮れないものが、友人視点からの写真。
参列者の何気ない瞬間や、新郎新婦の表情は友人であるアナタしか撮れない写真なんです。
なので、結婚式をスナップ撮影するよう感覚で写真を撮っていくといいかもしれません。
結婚式の一眼レフ持ち込み気をつけたい4箇条
1.大きな一眼レフは邪魔になる
大きな一眼レフはとても邪魔になります!
特に置き場所にも困ります。
披露宴ではテーブルの上は料理でギリギリになってしまうことがおおいので、常にくびからかけておくことになります。
男性ならスーツの襟がよれてしまいますし、女性であればドレスにしわができてしまうかもしれません。
それに首が痛くなることもあります。
2.コンパクトで開放値の明るいレンズが望ましい
結婚式は室内であれば、とても暗い環境が多く明るいレンズでないと、シャッター速度を遅くしてブレてしまったり、ISOをあげすぎてノイズでたり、撮影が難しいです。
暗い状況でもブレやノイズがでないように、F値の明るいレンズを買いましょう。
背景をボカすと一層綺麗に
結婚式場では多くの人が背景にうつりこむので、ボカしたほうが綺麗な写真として撮りやすいです。
各社の撒き餌レンズであれば、安価に買うことができるので、この際に思い切ってかってしまうのもいいかもしれません。
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3.ストロボは光らせない!
参列者として写真を撮る場合は、ストロボは発光させないようにしましょう。
何気なく光れらせてしまったストロボが、プロの撮っている写真に影響してしまうからです。
使いようによっては女性の肌を汚く見せてしまうので、注意が必要です。
4..集合写真やファーストバイトはプロに任せる
結婚式で撮影をするときは、プロカメラマンの動線を防がないようにしましょう。
ファーストバイトや新郎新婦の晴れ場など、絵映えする瞬間はたくさんありますが我先にと出ずにプロには場所を譲るようにしてください!
初心者でも結婚式で綺麗に撮るための3つの方法
撮影モードはA(絞り優先モード)
絞り優先モードとは、F値を自分で設定しシャッター速度やISOはカメラが自動で設定してくれる撮影モードです。
結婚式で綺麗に撮るためには、背景をスッキリさせるためにボカすこと。
基本的にはF値を明るく(数値を低く)しながら撮影することをオススメします!
集合写真を撮る時はF3.5~F8
集合写真を撮る時は、大勢の人の顔をしっかり写す必要があるので、F値の数値をあげて、被写界深度を深くして撮影をしましょう!
構図は日の丸構図と対角線構図を意識すればOK
結婚式で最低限あたまにいれておきたい構図は2つです。
- 日の丸構図
- 対角線構図
どちらも主役の被写体を、わかりやすい位置にすることで、とてもスッキリとした写真に見せることができます。
ウエディングでは、瞬間の切り取りが何よりも大事なので、構図は悩まず、自然とソレで撮ってしまうくらい頭にインプットしておおくと楽になりますね。
露出はウェディングドレスが飛ばないように
結婚式の新婦は全身純白なんで、写真で撮ったときに白トビしやすいんです。
女性にとって、ウェディングドレスは一生に一度の晴れ着(多くの人はね)。
細部のデザインまでこだわって決めています。
できるだけ、ドレスのディティールも写真に残せるように撮ってあげることが、喜べれるコツです。
白トビしないように撮るには、
- スポット感光
- 露出補正-0.5~-1
くらいにしておくと撮りやすくていいですよ!
プロが選ぶ結婚式におすすめなカメラの特徴
結婚式での撮影のコツわかっていただけたでしょうか?
撮影へのコツがおわったところで、結婚式に持っていく際に向いているカメラは何なのかを紹介していきます!
選んだポイントは人の肌がいかに綺麗に撮れるか、と持ち運びやすさでえらびました。
激選 一眼レフ3選とおすすめのレンズ
1.プロと同じ画質で撮りたいなら CANON 5Dmark4
ウェディングの現場やグラビアの写真をはじめ、僕らが目にする多くのものがこのカメラで撮られています。
3040万画素(スマホの約3倍)の高画質や、幅広くカバーされているAF観測点など、何を撮影するにしても、全てカバーできます、最強。
高水準な機能を積んでおり重いので、スマホ感覚で手軽に撮影したい人には向いていませが。
プロのように、撮影機材に妥協したくない人にはオススメです。
おすすめのレンズは...EF50mm F1.8 STM
キヤノンの入門用とされている、標準単焦点レンズ。
開放値がF1.8と明るいので、暗くなった場面でも対応することが可能です。
価格も20,000円あればお釣りが返ってくるので、カメラにお金をかけても購入しやすいとおもいます。
背景が大きくボケるので、式場の人があふれている場所でも大丈夫。
見せたいものを見せることができます。
2.CANON Kiss x9
一眼レフで最軽量なモデルです。兄弟機にx9iもありますが、買うなら絶対にx9がおすすめです。
丁寧なガイド表示や簡単撮影モードが付いていて、ダイヤルを回せばシャッターを押すだけで、綺麗に写真を撮ることができます。
機械が苦手な人にも気兼ねなく使用できるカメラです。
スマホ転送も簡単です。
はじめに設定をしてしまえば、電源をつけるだけで自動でスマホと連動してくれます。
結婚式中にも、すぐにSNSに写真をあげたり、その場で友人たちにも写真わたすことができちゃうんです。
バリアングル液晶(動く背面液晶)で、タッチで直感的に操作できるので、女子カメラにも絶対的におすすめしたいです
おすすめのレンズは... SIGMA 30mm F1.4DC HSM
APS-Cサイズの一眼レフ専用のレンズ。実際には約50mmの標準画角になります。
はじめてレンズを追加購入する人でも、気軽に手にとってもらえると思います!!
フルサイズで使用すると、ケラレ(四隅が黒くなってしまうこと)が発生するので、ご注意ください。
これからメーカー替えを検討している人も、マウント交換サービス(有償)があるので、安心して購入できますね。
3.フィルムのような写真でプロと一線を画す FUJIFILM X-T2
富士フィルムのミラーレス一眼のフラグシップ機です。
小型軽量にも関わらず、グリップがよく、撮影が安定します。
写真加工しなくても、女の子に喜ばれる綺麗な肌の発色で、この色味は他のメーカーのカメラでは味わえません。
ミラーレス特有の電子ビューファインダーの遅延は感じにくく、激しく動く被写体でなければ、AFも問題なくついていきます。
暗所での仕様は注意が必要ですが、僕が使ったときはそこまできになりませんでした。
Wi-Fiが内蔵されているので、撮った写真をスマホに送ることも可能です。
ストロボをどうしても使いたいなら
ストロボは使わないほうが良いかもしれないけど、やっぱりどうしてもないと不安。
そんな方もいるかもしれないですね。
ウエディングでの撮影では、自動調光してくれるストロボだと便利!
カメラの調光機能と同期して、的確な明るさで発光してくれるんです。
環境の光が変わりやすい、式場だからこそ選びたいストロボをピックアップしました。
ストロボには電池も必要なので忘れずに!
自動調光 程よい光量 Canon 430EXⅢ-RT
キヤノン純正のスピードライトです。カメラの上につけて使用します。
コンパクトな設計ながら、光量も充実しており24-105mmの画角に対応してします。
高精度な自動調光 FUJIFILM EF-42
富士フィルム純正のスピードライト。
ガイドナンバー42と必要十分な光量で発光します。
自動調光はもちろん対応済み。ハイスピードシンクロにも対応しているので、シャッター速度を気にせず、撮影に望むことができるんですね。
単焦点レンズでの撮影が多い、富士フィルムだからこそ嬉しい機能。
あなたにしか残せない一瞬を切り取ってあげよう。
結婚式は一生に一度の大きなイベントです。
プロカメラマンでは撮れない、友人だからこそ捉える一瞬が絶対にあります。
きっと暖かなその一枚には、何者にも代えがたい一瞬が写っていることと思います。