キヤノンとニコンはどっちがいいの?プロがあなたのおすすめを教えます!
かの有名なカメラマン、ジョンソンビル・ジョイフルは言いました
カメラに魅せれれるもの達よ、
キヤノンを選ぶか、ニコンを選ぶか、
その時点から大いなる闘いは始まっているのだ...と
みなさんこんにちは。プロカメラマンの七海です。
みんながよく口にする、「キヤノン」「ニコン」どっちが優れている問題を解決したいなと思ってこの記事を書きました。
周囲の人の言葉ってとても参考になるけど、偏っていたりすると機材選びで損することも。
なので今回はみなさんが優れているカメラとは、どういったものをさすのか知ってくれたら嬉しいです。
- ニコンキヤノン問題の僕の意見
- 一眼レフメーカーの選び方
- 「キヤノン」「ニコン」で今買うならプロのオススメは
という内容でお送りいたします。
- [結論]どちらが優れている...なんてない!
- ニコン?キヤノン?メーカー選びのたった1つのポイント
- 人物や子供を綺麗に撮りたいならキヤノンがおすすめ
- 風景や作品作りが撮りたいならニコンがおすすめ
- この記事のまとめ
[結論]どちらが優れている...なんてない!
結論からいってしまいましたが、どっちが優れているなんてないんです。
〇〇の方がすごいカメラだ!最強だ!
という意見そのものが、酷く見当違いな意見なんですよ。
人と同じでカメラメーカーにだって、長所と短所が。
得意なこと不得意なことがあるんです。
優れたカメラとは
ぼくが考える優れたカメラとは、
撮りたいもの、表現したいこと、に沿ったカメラのことだと思います。
人の意見を鵜呑みにして、最強カメラを探すのではなく。
カメラの長所と短所を知って自分にあったカメラメーカーを探しましょう
ニコン?キヤノン?メーカー選びのたった1つのポイント
自分にあったカメラメーカーを探すにはどうしたらいいか
あれもこれも調べたり大変そうなイメージがあるかもしれない
けど実は数点のポイントを押さえるだけですんなり自分にあった物が分かる
あなたはカメラを買って何を撮りたい?
あなたは、カメラを買ったら何を撮りたいですか?
これこそが自分にあったカメラを見つける最大にして重要なポイント。
これさえわかれば、相性のいいカメラを見つけることができます
カメラにも得意不得意がある
人間と同じでカメラにも、得意不得意があります。
人の肌を綺麗に写してくれるカメラ。
風景を肉眼で見たまま忠実に再現しようとするカメラ。
素早い動きを捉えられるようにするために開発されたカメラ。
カメラごとに得意不得意を知ることができれば、相性のいいカメラを見つけることができます。
ここからは、「キヤノン」「ニコン」それぞれの特徴を説明しながらあなたにあったカメラをご紹介していきますね。
人物や子供を綺麗に撮りたいならキヤノンがおすすめ
子供や女性などのポートレートを綺麗に撮りたいなら、キヤノンがおすすめです。
キヤノンは人肌が綺麗に写ることを追求してきたから
キヤノンの特徴は、人肌を美しく撮ることに秀でたカメラと言えます。
ハイライトの階調性が他のメーカーよりも広く、ハイキーにとっても肌の質感を保持したまま撮ることができます。
肌の色再現にマゼンタを練り込む傾向にあるので、黄色人種である日本人の肌を白く美しく残してくれるんですね。
日本人は肌が白く見えることに美しさを感じる傾向があります。
そのため、ハイライトの階調性に粘りのあるキヤノンの写真にイイねと思うことが多いのです!
いかに人肌を美しくみせるかを突き詰めてきたメーカーなんです。
余談ですが、プリクラのレンズを覗くとほとんどキヤノンのレンズが入っているはずです
ウェディングのカメラマンは9割キヤノン
ウエディングのカメラマンは9割ほどキヤノンのカメラを使っています。
純白で反射率の高いドレスは、ハイライトに粘りがないと撮れない
花嫁だって人生に一度の晴れ姿を美しく撮って欲しい
美しく残してもらいたいというニーズに応えられるカメラなんです。
AFが高速でズバズバ決まる
キヤノンの一眼レフは全体的にAFが高速で的確。
もちろん個体によっての差はありますが、はやいです。
ぼく自身、ほとんどのメーカーのカメラを使ってきましたが、AFだけで言えばキヤノンが一番使いやかったです。
画素数が欲しい人は物足りなさを覚えるかも
超高画素機のようなカメラが欲しい方には、物足りないカメラになってしまうかもしれません。
高画素機を謳ったカメラもありますが、そこまでキヤノンの良さを引き出せているカメラではなく、はじめてのカメラとして買うならば使いにくいと思います。
高画素機が欲しいなら、ニコンの一眼レフの方が優れています。
常用高感度はノイズが少ない
高画素ではあまり強さのないキヤノン。
画素数を抑えているぶん、常用高感度が強いです。
高感度が強いと、暗いところでISOをあげてとってもノイズが出にくいのです。
暗所などで、シャッター速度を稼ぐ必要がある場合はキヤノンの常用高感度の高さが心強いと思います。
キヤノンおすすめの一眼レフ3選
1.透明感のあるポートレートを撮るなら EOS 6Dmark2
価格:155,000円
キヤノンの一眼レフの中では、一番新しいフルサイズセンサーを搭載したカメラ。
価格の手に入れやすさから、フルサイズエントリー機とも言われますが、制限された機能が気にならなければ、コスパの良いカメラと言えるでしょう。
同センサーサイズのラインナップの一眼レフの中でも、軽量コンパクトで長時間使用していても疲れません。
高感度撮影にも非常に強く、暗所のでAF性能も高いので環境に左右されることが少ないです。
初代のモデルから根強いファンの多いモデルです。
フルサイズセンサーで撮影するポートレートは、ダイナミックなボケ感や余裕のある肌の質感の再現など、驚かされることも多いはず。
それだけで写真欲が上がっちゃいますよね。
価格帯も非常に手が出しやすいので、はじめてのカメラとしてもおすすめ。
ポートレートの作品や風景などを、じっくり撮りたい人には最適のカメラでしょう。
2.スマホに気軽に送ってSNSに投稿するなら CANON EOS KISS x9
価格:56.900円
一眼レフ最軽量級モデル。エントリークラスの大定番。
後継機種ができてしまって1世代前のモデルですが、個人的なおすすめはこちらです。
簡単撮影モードで丁寧なガイド表示を見ながら撮影をすれば、カメラの知識がなくてもきれない写真をすぐに撮ることができます。
また操作性もメニューや設定のみやすさも全てが扱いやすく、初心者にはうってつけのカメラ。
カメラに Bluetooth内臓していて電源を入れるとスマホと自動接続をしてくれ、撮った写真を自動転送することもできます。
一眼レフで撮った写真をSNSや友人とシェアできるのは、嬉しいですよね。
角度がつけられるバリアングルモニターはタッチで操作ができるので、スマホ感覚で直感操作ができちゃいます。
機械が苦手だけど一眼レフ欲しいし、買ったらすぐにいい写真を撮りたい!
という方にはうってつけのカメラだと思いますよ。
兄弟機でX9i があるので気をつけてください。
もっと詳しく知りたい人は
3.これぞプロ使用機 CANON EOS 5DmarkⅣ
キヤノンの一眼レフでプロの使用率が高いカメラがコレ。
ウェディングやグラビアの撮影をはじめ、プロの現場で多く使われています。
生活の中で目にする写真も多く撮影されていることが多いと思います。
スマホの約3倍の3040万画素の高画質、フルサイズセンサーが生み出す圧巻の立体感は使用するだけで、使用者の写真を引き立ててくれるでしょう
画素数を抑えて感度耐性に着目した一眼レフなので3200までは目立つノイズも少なく暗所での撮影に役立ちます
予算はたくさんあるから、なにを撮っても困らないカメラボディーが欲しいというか方にはうってつけのチョイスだと思います。
CANONはこんな人におすすめしたい!
- 透明感のある肌でポートレートを撮りたいと思っている人
- ハイキーな写真が撮りたい人
- 広告のような写真が撮りたい人
風景や作品作りが撮りたいならニコンがおすすめ
忠実な式再現や堅牢性のあるボディーで評判高いニコンは、写実的に撮りたい方にオススメのカメラです。
忠実な色再現
忠実な色再現に優れている、色表現などが的確でないといけない美術関連の撮影などに多く使われているイメージ
肉眼で見たままの写真を撮りたい方には向いている
ダイナミックな階調性の広さ
ニコンのカメラは同じクラスの他のメーカーと比べて、階調性がとても広い。
そのため明暗差が出やすい風景の写真も白飛びや黒トビすることなく撮影することができる。
編集前提で写真を撮る人もおとても扱いやすいと思う
肌再現はやっぱりキヤノンかも
肌再現はキヤノンの方が綺麗に写る
ニコンは肌が少し黄色が強く出る傾向にある
D850はある程度肌再現は良くなっている
NASA公認の堅牢性
ニコンカメラは宇宙に持って行かれた一眼レフとしても有名。
修理に出したという話を聞くことが少なく、故障知らずと呼ばれている。
キヤノンがやわなカメラというわけではないが、ニコンのカメラの堅牢性は異常と言ってもいい。
高スペックなカメラが多いのでPCスペックも必要
ニコンのカメラはスペックがとても高いので、編集作業を視野に入れる場合はPC スペックも必要になってくる。
写真編集などの作業に適したスペックでないと、ソフトが落ちてしまったりするので注意が必要
AFはキヤノンに比べると遅い
両社のカメラを使って見て思うのは、同じクラスのカメラであればAFはキヤノンの方がストレスが少ない
それでも決してニコンが遅いわけではないけど、やっぱりストレスがないに越したことはない
ニコンおすすめの一眼レフ3つ
1.一眼レフの現完成形であり未来の形 D850
D850は一眼レフの完成系と呼ばれるほど、完成度の高いカメラ。
4575万画素と中判カメラに迫るほどの高画質な写真は、階調性がフルサイズ一眼レフの中ではずば抜けて高い、明暗差の広い風景の撮影などではとても素晴らしい威力を発生させるでしょう。
高画素機の問題点としてあげられる、シャッターの衝撃でおこるブレは電子シャッターを採用することによって解決されています。
2.スポーツや動くものを撮りたいならNikon D500
フラグシップ機のD5のAF性能を受け継いだ、3桁機。
センサーがAPS-Cなのでレンズの焦点距離が1.5倍になります。
200mm→300mmと望遠レンズが超望遠レンズとして使えたりなど、開放値不変動のコンバーターとしても使えます。
AFの食いつきは、ミドルクラスの中では断トツとも言われています。
また観測点がとても広いので、スポーツなどの不足変動的な動きにも獣王に対応します。
2088万画素とスマホの2倍ほどの画質があるので、A4サイズの印刷であれば問題なく印刷することができますよ。
スポーツをはじめ運動会、または鉄道や飛行機の撮影などにも適しているカメラと言えます。
3.フィルムカメラのように嗜好性が高く直感的に操作をしたいなら Nikon Df
プロ機のD4と同等の高画質なフルサイズセンサーをつんでいます。
フィルムカメラを使っていた人は馴染みがある、軍幹部のダイアルで撮影設定を行えるので。直感的に操作が可能!
ダイヤル式の操作に慣れていない人には、うってつけの操作系といえそう。
このカメラの良さは、クラシックで熟成されたルックスにあるといえます。
機能がだめでも形だけで、十分。持っているだけで最高!というニコンラバーたちが買っていったのをいまだに覚えています。
機能的には、秀でて優れているとは言えません。
じっくりと写真と向き合い撮影をしたい人に向いている一眼レフ。
この記事のまとめ
- 自分のニーズにあわせてカメラメーカーは選ぶ
- 人の肌をきれいに撮りたい人はキヤノン
- 高画質かつ忠実な色再現はニコン
他のメーカーも比べたくなったら