【2019】SONY フルサイズミラーレス α7シリーズは何がおすすめ
こんにちは。カメラマンの七海です。
2018年はフルサイズミラーレスが活発になった年でしたね。
古株のニコンとキヤノンから、待望のフルサイズミラーレスが発売されました。
いままで、一眼レフにどっぷり使ってきた方々ならば、ご自身で検討できるかもしれません。
これからフルサイズミラーレスの購入を考えている方は、どこのメーカーのカメラが向いているのかわからないですよね。
今回の記事では、いままでミラーレスのことなんかコレッポチも知らない、一眼レフ初心者の方でも、安心して買っていただけるように"フルサイズミラーレス"について書きました。
参考になったら、めっちゃ嬉しい!!
ミラーレス フルサイズってなに?
ミラーレス一眼カメラでフルサイズセンサーを積んでいるカメラのこと!
ミラーレス、フルサイズとは、フルサイズのセンサーを搭載した、ミラーレス一眼のこと。
SONYのフルサイズミラーレスは α7シリーズ
SONYから販売されている、フルサイズミラーレスはα7シリーズのみ。
フルサイズミラーレス一眼は軽いからおすすめは嘘
ボディーは軽いけどレンズが重い
ミラーレスはボディーに鏡が入っていません。一眼レフと比べると本体自体の重量はかるいです。
これは間違いではありません。
しかし、ミラーレスも高画素化がすすんでおり、その性能を発揮するには、レンズを大きくする必要があったんです。
そのため、SONYは大型のレンズを作り販売せざる負えなくなりました。
僕もα7シリーズユーザでしたが、レンズが重いものだと、グリップの浅さから疲れを手に感じることが多くありました。
フルサイズの一眼レフとぶっちゃけ変わらない
個人的な感想としては、フルサイズの一眼レフとレンズと比べると、重量はそこまで変わらないのではないかと思っています。
もちろん、フラグシップ機のような箱型一眼レフと比べれば軽量なのは間違いないんですけどね。
重くないカメラを作れるのは、高画質なレンズをいかに軽くつくれるかではないかと思っています。
仕事で2年間SONYを使い続けた僕の感想
僕はα7が発売されてから、キヤノンの1DXと大三元レンズを売っぱらって乗り換えました。
その時はミラーレス一眼がカメラの未来形だとおもって、疑わなかったからです。
当時はミラーレスに対しての評価がとても低く、現場にα7だけ持っていくと白い目で見られました。
それから早5年。いまでは若い子から中年のカメラマンでさえもα7を持っています。
え?君αつかってないの?マジ?くらいの視線を向けられます。
誰よりも早く、現場投入した僕だから感じる、SONYを使い続けた感想を書いておきたいと思います。
やっぱり光学ファインダーがいい
まずはじめに強く思った不満点としては、光学ファインダーの良さでした。
電子ファインダーはいまでこそ、遅延やブラックアウトが気にならなくなりましたが、それでも動きモノを撮るときは僕は不慣れなのか、難しく感じます。
光学ファインダーで培った、シャッタータイミングは全くもって電子ファインダーには通じず、合わせるのに最初は苦労しました。
画質はすばらしい、本当に素晴らしい
SONYのセンサーはフルサイズとは思えないほど、素晴らしいです。
階調性も広く、乱暴にレタッチをしても画質を保てます。
一眼レフとミラーレスのカメラを並べても、ずば抜けて素晴らしいのではないでしょうか。
RAW現像の色味調整などはとても、素直にいじれますね。
個人的には全体の色が人工的な気がしてしまうので、もうすこし暖かみがあるニコンのほうが好みです。
AFの食いつきはa7Ⅱで常用レベルに
AFに関しては、α7Ⅱで常用レベルにまで進化しました。
そしてα9で一眼レフにも引けを取らないレベルまで。まさにミラーレスだから...なんて言っていたカメラマンの口を黙らせたことになります。
初代α7は明るい場所では、AF使えるかなくらいでした。暗所では全くもって頼りになりません。
もし今から購入を考えているなら、α7Ⅱにしましょう。
バッテリーは常に数個持ち
ミラーレスのデメリットとしては、バッテリー持ちが非常に悪い点です。
ファインダーを表示させるにも電源を入れないといけませんし、大気中も常に画面がついていることになるので、複数バッテリーを持ち歩くのは必須でした。
ちなみに僕は1日5時間ほど、撮影をしていましたが6つのバッテリーを充電しつつつかっていました。
唯一、良かったと思うのは、USB給電が可能なところです。
しかし途中から接触不良になって使えなくなりましたけどね。
プロとしての風格はようやく浸透してきた
次世代のカメラとして、世の中にようやく認められてきたような気がします。
一眼レフとしては、とても素晴らしいカメラだと思っています。
フルサイズミラーレスおすすめ
SONYのα7シリーズは大きく分けて3系統
- 「無印」...オールマイティーな機能、基本のキ
- 「R」...高画素に特化したカメラ
- 「S」...超高感度な一眼レフ、暗所での撮影に強い
1.究極のオールマイティー α7Ⅲ
α7シリーズがはじめて"対一眼レフ"として、完成したのがα7Ⅲ。
系統で行くと"1"。究極のオールマイティー。ミラーレス一眼レフの新基準といえます。
2420万画素のセンサーは広いダイナミックレンジをもっており、シャドーもハイライトも綺麗に再現してくれるのです。
AFが超進化をして、一眼レフのAFと比べても、謙遜ないはやさになりました。もしかすると一眼レフよりも早いかもしれないと感じることすらあるほど。
好評だった瞳AFも更に進化を遂げ、ほぼミスがない素晴らしい精度にまでのぼりつめました。これがあるだけでどれだけポートレート撮影が楽になるのか計り知れません。
暗所でのAFはミラーレスの苦手分野とされてきましたが、-3EVまで反応するようになるなど、暗所での撮影も対応できるようになりました。
NFC対応スマホを持っている方は、ワンタッチで一眼レフで撮った写真を送ることができるなど、SNSに気軽に写真をあげたいと思っているなら、食いつくしかないような機能が多くついています。
4K動画も撮影が可能で、写真を撮りつつも、動画作成にも挑戦してみた人にはベストα7と言えるのではないでしょうか。
2.ミラーレスフルサイズ史上最高の画質 α7RⅢ
α7シリーズ最高のダイナミックレンジと、4240画素の高画質なフルサイズセンサーを搭載したミラーレス。
高画素機の使用で懸念材料になる手ブレですが、5.5段の手ブレ補正機能搭載したことにより、より気軽に使えるミラーレスへと進化しています。
ピクセルシフトマルチ撮影でより精細な写真が撮ることができます。
369万画素の電子ビューファインダーはより、高精細になめらかに動くようになり、一眼レフの光学ファインダーと同じような感覚で使うことができます。
光学ファインダーとは違い、ピントがあっているかズームして見ることができるなど、利点も多いですね。
Rシリーズは写真データは1枚が大きいですが、処理エンジンが大幅に進化したため、ストレスなく撮影ができるようになりました。USB type-cに対応したおかげでテザー撮影でも、サクサクと送れるようになりました。
プロの現場使用にで耐えうる性能を持ったミラーレスといえます。
とにかく写真が綺麗。
3.画質+コスパ最強 α7RⅡ
4240万画素の高画質なセンサーを搭載したモデル。上のα7RⅢの旧型です。
値段が落ちているので、手に入れやすい。
Ⅲとの違いですが。
- ビクセルシフトマルチ撮影がない
- 処理エンジンが圧倒的に遅い
- ダイナミックレンジが狭い(Ⅲに比べるとね)
- 手ぶれ補正が0.5段弱い
- AFの速さは敵わない
- デュアルスロットではない
でしょうか。
基本的には高画素機を探していて、じっくり撮影を楽しむのであれば、RⅡを選ぶのも良いかと思います。
これも写真が綺麗。
4.基本のキ、ミラーレスフルサイズを気軽に楽しむなら α7Ⅱ
α7シリーズではじめて、常用レベルに進化したモデルがコレ!
2430万画素のセンサーにシリーズ初5段文手ぶれ補正がつくなど、α7シリーズの基盤を作ったと言っても過言ではありません。
初代α7に比べると、グリップの形がとても持ちやすくなり、個人的には撮りやすくなりました。購入しやすい価格なので、フルサイズミラーレスを探している人ならおすすめですよ。
5.超高感度モンスターは暗所でたくさん使いたいα7s
α7シリーズの高感度特化型の"S"シリーズの初期型。
驚異のiso40960とモンスターのような高感度を誇り、登場した時はカメラ業界でザワザワしました。
だって全く光がないところでも、見えるんですよ。暗視カメラみたいですよね。
デジタルカメラというのは、感度をあげればダイナミックレンジがせまくなっていくもの。しかしα7sは画素数を抑えることにより、全ての感度でダイナミックレンジを保つことが可能なんです。これがとっても気に入っていて、画像加工が1番気楽にできるカメラだなった思いました。
このカメラの1番の使い方は、オールドレンズのベストフレンドとして使うこと。
オールドレンズはF値が暗いものも多く、フィルム時代にはその点で懸念されていたレンズも、Sシリーズの怪物のような高感度と合わさることで、新たなひょうげんができるようになりました。
いつでもどこでも、自然光のみで写真を撮れるα7Sはとてもお気に入りのカメラです
この記事のまとめ
- フルサイズミラーレスとは、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼のこと
- SONYのフルサイズミラーレスはα7シリーズ。
- α7は"オールマイティー" "高画素" "高感度"の3シリーズに分かれている